アデーデ・アマーデ・プロジェクト4
【アデーデ・アマーデ・ソロイスツ】
遠野阿璃子(ソプラノ) 深井ろんり(ソプラノ) 野口朝子(ピアノ)
アデーデ・アマーデ(ADeHDe AMADE)・ソロイスツは、ADHD(注意欠陥多動性障害)を持つ歌い手とその仲間による音楽ユニットです。独唱を中心とする演奏活動と同時に、ADHDや自閉症等の発達障害に関する情報を発信していきます。2006年は生誕250周年のモーツァルト・イヤーなので、プロジェクト4では、モーツァルトの曲を集めてみました。
モーツァルト作曲 歌劇『フィガロの結婚』より
♪伯爵夫人とスザンナの手紙の二重唱 「そよ風に」 『フィガロの結婚』はアルマヴィーヴァ伯爵の侍従フィガロと伯爵夫人の侍女スザンナの、結婚式の一日に繰り広げられるドタバタ劇。この曲では、スザンナに横恋慕する伯爵を懲らしめるプロジェクトの重要な小道具になる手紙を、伯爵夫人が口述し、スザンナが書き取っていきます。女声三度の和音が美しい二重唱。女同士だからこその甘やかな安らぎを堪能させてくれる曲です。
♪伯爵夫人のアリア 「楽しい思い出はどこへ?」 手紙の二重唱の少し前に歌われる曲。伯爵夫人の心は揺れています。「こんなことをする私はなんて哀れなんでしょう。甘く楽しい日々はどこへ行ってしまったの・・・」悲しみの中にも大人の女の気品が漂うリリカルなアリア。優雅な貴婦人の心に秘められた情熱を垣間見ることができます。
モーツァルト作曲 歌劇『魔笛』より ♪夜の女王のアリア 「復讐の心は地獄のように」 『魔笛』は庶民のために作られた台詞ありのメルヒェン・オペラ。モーツァルトが死の床にあった時、ちょうど上演されていて、時計を見ながら「そろそろ夜の女王の出番だ!」等と言っていたそうです。この曲は4回のハイFが求められる超絶技巧アリア。癒し系ならぬ、煽り系。それも実の娘に殺人を強要するという恐ろしい歌。モーツァルトの音楽の一面であるデーモニッシュな魅力が溢れています。
2006年はモーツァルト・イヤー、そして、国際アスペルガー年
2006年はアスペルガー症候群を発見したハンス・アスペルガー氏の生誕100周年に当たります。また、ローナ・ウィング氏がアスペルガー症候群が再認識されるきっかけとなった論文「アスペルガー症候群:臨床的記述」を発表してから25周年目に当たります。二人の業績を記念して、2006年は「国際アスペルガー年」と定められ、アスペルガー症候群に関する認識を広め、当事者のための支援サービスや療育プログラム、才能活用を拡充し、家族や専門家へ敬意を表する、様々な活動が世界で行われています。ここ横浜ラポールでも「国際アスペルガー年記念シンポジウム」が催されています。
*参考 文部科学省による高機能自閉症,アスペルガー症候群の定義
高機能自閉症とは,3歳位までに現れ,他人との社会的関係の形成の困難さ,言葉の発達の遅れ,興味や関心が狭く特定のものにこだわることを特徴とする行動の障害である自閉症のうち,知的発達の遅れを伴わないものをいう。中枢神経系に何らかの要因による機能不全があると推定される。アスペルガー症候群とは,知的発達の遅れを伴わず,かつ,自閉症の特徴のうち言葉の遅れを伴わないもの。
遠野阿離子(ソプラノ) 発達障害をテーマとする文学活動を展開。著書『むちゃなぼくと白いハト』(山洋社刊)。翻訳書『ADHD臨床ワークブック』(R.A.Barkley著、山洋社刊、近刊)。 marie-a@nifty.com http://hyperion.cocolog-nifty.com/hyperion/
深井ろんり(ソプラノ) AD/HDを持つ子供の親の会「東京E-CHAP」代表。共著書に『こんなサポートがあれば!』(エンパワメント研究所刊)、『専門家の学校支援 大学研究者/医師/臨床心理士/NPO― 子どもたちをどう支え、どう育てるか、今そしてこれから ─』(ジアース教育新社刊) xeriko-i@h9.dion.ne.jp http://home.f04.itscom.net/xnomb/E-CHAP/
野口朝子(ピアノ) ソロに伴奏に活躍中の若手ピアニスト
以上、「横浜交流音楽祭」で、会場で配布するチラシの内容です。
横浜交流音楽祭5月27日(土)14:00~16:30
横浜ラポール ホール
http://www.yokohama-rf.jp/shisetsu/rapport/jrap03-5.html
横浜交流音楽祭は、プロ、アマチュア、障害をもつ音楽家の交流がコンセプト。場所は新横浜なので、遠方の方は新幹線が便利です。ご興味のある方は是非いらしてくださいませ♪







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